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そろそろ仕事を辞めたい

”あと3年で仕事を辞めたい”と何年も前から思い続けている男の日記

全力を出すことは感動を呼ぶ

今週の弱虫ペダルを読んだ。

ロードレースのインターハイの場面で、集団を全力で牽いて力尽きるアシストの話だった。思わず涙ぐんだ。去年に見た同じような場面を思い出したからだ。

それはブエルタ・ア・エスパーニャ2016 第20ステージで起きた。

ブエルタ・ア・エスパーニャは最も大きなレースの一つであるり、その上位に食い込むことは大変名誉なこと。20ステージは順位争いの最後のレースであり、4位のチャベスが3位のコンタドールを逆転しようとリスクをとって飛び出した。そのチャベスをアシストしたのがハウッソンである。ロードレースのアシストとは、自ら先頭で走り風よけになることで後ろの選手の空気抵抗を減らし、体力を温存させることを目的とする。

このアシストは非常に苦しい作業であり体力を削られる。なので通常は数十秒程度で複数のアシストがローテーションしながら進んでいくものだ。

しかし、このステージではチャベスに残されたアシストはハウッソン唯一人。ローテーションできないので一人で牽く。数分から10分程度牽いただろうか、そして、ハウッソンは遂に力尽きた。変わるように飛び出すのは体力を温存していたチャベス。ハウッソンの全力アシストに報いるために。。

よくある光景だが、一つ違ったのは、ハウッソンがこの後止まったことである。アシストは仕事を完了した後は、ゆっくり走って息を整える。しかしハウッソンはばったりその場で止まった。ゆっくり走ることもかなわないほど限界までチャベスのために仕事をしたのだ。この光景を見て胸が熱くなった。私の中で2016年のベストレースの一つである。

その光景がまさに今週の弱虫ペダルに描かれていた。作者の渡辺先生もロードレース好きなので、同じくハウッソンを見て胸を熱くしたのだろう。

全力を出した人間の姿は、他人を感動させる。

チャベスはこのアシストに応えるように、コンタドールを逆転して3位に食い込んだ。

京伏の全力アシストを受けた御堂筋は、はたしてどうなるのだろうか。来週の弱虫ペダルも楽しみである。